トイプードルで16歳のおじいちゃんです。毛はふさふさでもう皮膚炎だったなんて信じられないぐらいです

41歳専業主婦をしています。私が中学生の時に両親にお願いをして柴犬のJJを飼いました。散歩をきちんとするし、エサも自分であげると約束をしたのに実際は可愛いだけで友達と遊ぶ事の方が楽しくきちんと飼育をしていませんでした。なので世話のほとんどは母親がしていました。

JJが成犬になった頃我が家は引っ越し、家族全員環境が変わりました。何よりもJJは室内から屋外に飼育場所が変わりました。エサも市販の安いドッグフードに切り替わり、更におかずの残り物やドッグフードに味噌汁をかけて食べさすなどしていました。JJが12歳になった頃です、明らかに体調がおかしくなっている事に気付きました。

動物病院に行き診察をしてもらうと「糖尿病」を発病していて、更に心臓疾患もありそうだと言われました。そこからJJはあっという間に自力で歩けなくなりトイレも行きたい時に行けなくなったのでオムツをする事に。13歳を迎える事無く亡くなってしまいました。

あの時きちんとした知識を身に付けていればJJは病気にならずもっと長生きできたはずという後悔と自責の念もあり、私はペットロスにかかりました。そんな私の状況を変えようと父親が私をペットショップに連れて行ってくれました。 犬を見るととても辛くて今にも泣きそうだった私のそばに来たのがトイプードルの男の子でした。

トイプードルといえば、モヒカンスタイルで胴体は剃り上げていて何とも言えないスタイルと思っていたので、欲しいと思う犬種から外れていました。 ペットショップのオーナーから、それはショーに出る犬だけだと説明を受け、更にトイプードルの飼い方や特に気を付けなくてはいけない事を念入りに教えてもらっている間ずっとトイプードルは私の腕の中で大人しくもたれていました。その光景を見た父親がこの犬だ!と直感し、再び我が家に犬が家族の一員になりました。

名前は「リー」です。餌もオヤツも全てを気を付けて育てていたのでとても元気で病気知らずで育ちました。 ですが、7歳の頃にリーは突然皮膚炎を発症しました。かかりつけの動物病院で調べてもらうと遺伝子レベルでの病気だそうでした。この時から6年間の闘病生活が始まりました。

闘病が始まってすぐにリーは全身の毛が抜け落ちてしまい、皮膚は赤くなり痒くなり牙や爪で掻き毟り出血と瘡蓋を繰り返していました。見ていてとても可愛そうな姿でした。獣医師の薦めで毎日薬液の入ったシャンプーでシャワーをし、薬を一日2回飲ませる日々。その薬も抗生物質の時は、飲んだら吐くの繰り返しでした。 この生活が6年間。よくリーは頑張ったと思います。

今では16歳のおじいちゃんですが、毛はふさふさでもう皮膚炎だったなんて信じられないぐらいです。ただ、白内障を発症してしまい両目共に失明をしてしまいましたが眼が見えない以外はとっても元気です!

あの時JJを飼って、間違った飼い方をしたからこそリーに対してきちんとした知識を持って飼育が出来たのだと思うとJJには感謝です。ただ、あの時きちんとした知識があればJJは死ななかったという思いは今でも消えません。

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