50歳女性、看護師をしています。うちのペットは「羽衣インコ」という種類のインコです。大きさはちょうど成人女性の握りこぶしくらいでしょうか。外観に特徴があり、基本的には普通のセキセインコと同じなのですが、背中部分にフワフワした羽をまとっており、羽でできた風車をしょっているような見た目のインコです。
同居することになった実の母が、ぜったいに手放さないと言い張って、連れてきたのがきっかけで、飼うことになりました。もともとは飼っていたセキセインコが死んでしまい、代わりの鳥を探していた時に、ペットショップで一目ぼれして購入したのだそうです。そんな経緯ですので、私自身は、この子がうちに来た当初、まったく興味がなかったのですが、一緒に暮らすうちにすっかりその魅力に取りつかれてしまいました。今では母があきれるほど、この子にべったりな私です。
飼育場所は鳥かごで、いつもは風通しののよい窓際に、置いていますが、その時期の室温に応じて、場所を移動しています。主食は「シード」と呼ばれるいわゆる「種」ですが、いろいろな種類のためが混ざっており、「皮付き」と「皮なし」の2種類があります。うちの子は「皮付き」に慣れているので「皮なし」だと、まったく食べようとしません。一度誤って購入し、なんとか食べさせようとしましたが、鳥の頑固さに根負けして無駄にしたという苦い経験があります。器用に皮を取り除いて、残った皮を上手に避けながら、食べています。
また、果物も好きで、中でも「りんご」が大好きです。好きが高じて「りんご」という言葉を覚えたようで、「りんご、ちょうだい」「りんご、ちょうだい」とおしゃべりしますが、意味はわかっていないようで、朝から晩までこの言葉を連呼しています。
おしゃべりと言えば、インコを飼う最大の楽しみとも言えますが、うちではこの「インコのおしゃべり」のおかげで、家族間のトラブルが減ったような気がします。例えば、ちょっとイラッとしたり、気分が落ち込んだりしている時、絶妙のタイミングで、インコが「ありがとう!」「お疲れ様!」などと叫んだりすると、思わず吹き出してしまったり、笑顔がこぼれたりします。
最初は私以上に、ペットを飼うことに乗り気でなかった夫も、帰宅した際にインコが「おかえりなさい」と言ってくれたと、子供のようにはしゃいでいました。(偶然タイミングがあっただけだとは思うのですが・・・・(笑))やっぱり、動物っていうのは可愛いし、癒されますね。
寿命は長くても6年くらいだとは言われていますが、いなくなったことを想像しただけでも思わず涙ぐみそうになります。元気で長生きしてほしいものです。