外に出さない家猫にしていたせいか、ムクムクになってしまいました

病院勤務の31歳です。うちで飼っていたのはネコちゃんなのですが、産まれて間もない手のひらサイズの時に出会い、元気に成長して最大で8キロのメタボネコになりました(笑)。高校卒業後、専門学校へ通うため一人暮らしを始めました。同じようにアパートで一人暮らしをしていた友達がアメショを飼いはじめて、あまりのかわいさに私もペットとの暮らしを考えるようになりました。

しかし、ペットショップで何万円もする動物を買うお金の余裕もなく、半年の月日が経ったある11月の夜、次の日のテスト勉強をしていた所に、スポーツジムでバイトをしている男友達からの電話で一匹の子猫と出会いました。バイト先に産まれて間もない子猫が捨てられているとのことで、テスト勉強そっちのけで急いで向かいました。ミャーミャー鳴いていた姿は今でもしっかり目に焼きついています。

すぐに名前を考えたのですが、その日は11月11日、お菓子のポッキーの日ということで、「ぽっきー」と名付けました。黒いサバ模様で白い靴下を履いているようなオスの猫でした。一人暮らしのマンションに、新しい家族が増えた記念日でもありました。

ちっちゃいうちは子猫用の猫缶と動物用ミルクを与えていましたが、大きくなって食欲も増してくると猫缶だけでは食費もかかるため、カリカリのキャットフードがメインで、ごほうびの日などに猫缶をという習慣がつきました。小さいうちから人間の食べ物は与えていなかったので、人の食べる物には興味も示しませんでした。そこまでエサを食べさせすぎていたつもりはありませんでしたが、外に出さない家猫にしていたせいか、ムクムクになってしまいました。

学校を卒業し働き始めると、帰る時間も遅くなってしまいがちになったのですが、それでもいつもおりこうさんに留守番していてくれました。帰ると、ゴハンくれ~とおねだりしてくるのがなんとも言えません。

その後、私も結婚し、10歳の誕生日を迎えたのですが、ある日足を引きずって歩いているのに気が付きました。よく触ってみると、足の付け根にしこりがあるような感じがして動物病院へ。レントゲンを撮っても何も写らず、針を刺して細胞診までしましたが悪性所見は何もないとのこと。自然と腫れもひいてくるのかな?と様子を見ていたのですが、しこりは大きくなる一方、食欲も徐々になくなり、痩せていきました。

なんとかシリンジで流動食のように食べさせていましたが、2ヶ月も経つともうほとんど寝たきりになりました。私が仕事に行っている間に、たまたま休みだった旦那に看取られ静かに天国へ行きました。結局足のしこりの原因は分かりませんでしたが、がんだった可能性が高いです。たった10年の短い間でしたが、ぽっきーのムクムクであったかい感触は一生忘れません。

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