アニマルセラピーの目的でわが家にやってきたチワワは500gにも満たない大きさでした

私は現在28歳のパート勤めのものです。私が高校生の時、わが家に「チワワ」がやってきました。

わが家にやってきた当時、チワワは500gにも満たないくらいの大きさで、まさに手のひらに乗るサイズでした。

なぜわが家に犬を迎え入れるようになったのかと言いますと、「アニマルセラピー」を目的としていたからです。もちろん、私自身が何よりも飼いたがっていたのもありますが。当時、姉が病気でした。なかなか外にも出られない、気分も落ち込んでいる。そんな状態が長く続いていた頃、ペットショップで私は奇跡的な出会いをしました(自分で奇跡的と思っているだけですが…)。

いつものようにペットショップでウィンドウショッピングをしていた私は、一匹のチワワに目がとまりました。その子はじっと私の目を見つめ、何かを乞うような、そんな目をしていました。私から視線を外さず、私がその場を去ろうとすると立ち上がって追いかけてくるのです。しかし、うちでは犬を飼うことを父親が許してくれません。泣く泣くその場を去りました。

家に帰ってもそのチワワを忘れられなかった私は、毎日その子に会いに通いました。あまりにもしつこく通う私に、父親は「そんなに通うほどかわいらしい犬なのか、他の犬と何が違うのか」と興味を持ち始めました。私は必死で説明しました。更に、姉と一度だけそのチワワを見に行ったとき、姉もとても気に入ったのだとも話しました。これが決め手となったようでした。

数日後、父親が「よし、犬を見に行くぞ。ただし、もう売れていたらこの話はなしだな」と言いだし、ペットショップへ行きました。何と運よくその子はまだ居てくれて、無事にわが家に迎え入れることになりました。父親も、何か姉にいい影響はないかと考えていたようです。タイミングよく、私が犬の話をもっていったようで、単純に犬を飼いたかった私としてもラッキーでした。

基本的に室内で飼っていたのですが、短時間短距離、毎日お散歩もさせていました。調子のいい時は姉も一緒にお散歩していました。チワワと接するときの姉は穏やかで、笑顔が増えてきたような印象を受けました。時にやんちゃで、でも私たち家族の様子をよく伺い、甘えといたずらのバランスがちょうどよい子で、家族全員チワワに夢中でした。

食事としては子犬の頃はドッグフードとミルクをあげていましたが、数年後、チワワも歳をとり、腎臓が弱ってしましました。そのため、現在は病院で指定されたpHコントロールのドッグフードのみ、与えることが許されていて、お菓子も大好物だったキャベツもあげられなくなってしまいました。ご飯はあまり多く食べない子でしたが、お菓子や間食はものすごく大好きだったので、かわいそうでなりません。もっと早い段階で何か手を打てていたら、今のような厳しい食事制限にはならなかったのかと、申し訳なさと悲しさがいっぱいあります。

姉はだんだんと回復し、アニマルセラピーに頼らなくても明るくなりました。もちろん、今でもとてもかわいがっていますが。家族も犬も歳をとり、今は父親がアニマルセラピーを受けているような感じがします。仕事をリタイアして特に趣味もない父親は、チワワと話しているときだけは楽しそうにしています。話し相手もチワワだけのような感じでかわいがっています。

私自身は結婚し、実家を離れて生活していますが、帰省すると必ず尻尾を振って駆け寄ってきてくれます。この子がいてくれているおかげで、少しだとしても家族に笑顔が増えることがとても嬉しく、とても感謝しています。しつけは行き届いておらず自由な子ですが、家族間の安定を取り持っていてくれる大事な家族です。どんどん歳をとり弱ってしまうので、家族が今まで助けられていた分、全力で支えていきたいと思います。

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